どう違う?ホットヨガと常温ヨガ~自律神経を整える~
今回のテーマは最近テレビやネットなどでよく耳にする自律神経についてです。
自律神経とは、内臓や血管などの働きをコントロールして体内の環境を整える神経、生命維持に必要ないろいろな作用を調節する神経です。
例えば、胃で食べ物を消化する、腸で栄養を吸収する、老廃物や疲労物質を集めて、尿や便として排出する、汗をかく、体温を維持するなど、自分の意思と関係なく自動的に働く神経のことで、体の機能をコントロールしています。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つは1つの器官に対して、活動と休息という、相反するはたらきをしており、お互いにバランスをとりながら体内の器官の活動を調整しています。
交感神経とは、主に昼間など活動している時、緊張やストレスがかかっている時に優位になります。一方の副交感神経は、就寝中などゆったりとリラックスしている時に優位になります。
この2つの神経バランスが崩れてしまうと、片頭痛、過敏性腸症候群、生理不順など肉体的な健康面だけでなく、ストレス社会の現代でとても多い病気、自律神経失調症や、うつ病という精神面の健康にも弊害が生じてきます。
ヨガで自律神経は整うのか?もちろん、YESです!
自分の意思でコントロールできない自律神経ですが、呼吸によって整えることができるからです!
- 息を吸う→交感神経・・・活動、緊張、ストレスの神経。血管を収縮させ、心臓の脈拍が増加します。活動的で、前向きな心をつくる。
- 息を吐く→副交感神経・・・休息、修復、リラックスの神経。血管を拡張させ、心臓の脈拍が制御されます。安定して、リラックスした心をつくる。
この呼吸の「吸う」「吐く」を意識的に整えることで、心身のバランスが整うのです。
もちろん、ホットヨガでも常温ヨガでも自律神経が整っていきます。
ホットヨガでは、高温多湿の環境で汗をたくさんかき、息が上がりやすいので、自律神経を整えたい場合はリッラクスできるメニューでの参加をオススメします。
常温ヨガでは、適湿適温の中でヨガを行い、心地よく呼吸ができます。暑い時は汗を出すなど、自分で体温を調節する力も養われていきます。これも自律神経が整っていなければできなくなります。
ハピネス・ヨガでは、季節気候によって呼吸法を変えたり、レッスンの途中でも呼吸法を取り入れる等、自律神経系が整うよう呼吸を丁寧に行っています。
【今回のまとめ】
ホットヨガでも常温ヨガでも、自律神経は整うことができる!
常温ヨガの方が息が上がることなく呼吸を深めていけるので、より呼吸への意識が向きやすい。呼吸が深まり安定することは、心の安定へもつながりリラックス効果が高まっていく。